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先日、院長である私は、自分の弟に書類を手渡すため、弟の職場へ出向いた。
弟は、現在東邦幼稚園できく組の先生をしている。
(+事務系の仕事もこなしている)
ちょうど、休み時間だったらしく、たくさんの小さな子供たちが、私を出迎えた。
私にぶつける、その出迎えのエネルギーたるや、凄まじく、
“”晃先生のお兄ちゃん??” ”晃先生と似てないー”
“うえだクリニック知ってるー”などと、全力で叫ぶのだ。
そのあふれる生命力は、宝石のように輝いている。
ときどきTVなどで、動物たちの生態をドキュメントする番組をよく見るが、
そんなものとは桁違いの、凄まじい生命の力が目の前で、文字通りぴょんぴょん躍動している。
弟と園児の様子からは、大人と子供の間ではあるが、確かな絆のようなものが感じられた。
少し、確かめてみようか?といたずら心が沸き、
“私はちっちゃい頃、ついつい弟をいじめたりしてました”と告白したところ、
間髪入れず、”何やてー、あかんやん!!” ”晃先生、可哀想–“など
もの凄い反響が返ってきた。
ああ、こんな小さい子たちでも、いじめはアカンって、ちゃんと解ってるんやな。。
と感動を覚えたが、教室の中では、もうすでに私は悪役であった。
すぐに弟の周りに小さな子供のバリケードが作られ、
兄である私を近づけないようにする小さな宝石たちがいた。
ああ、弟は幸せな職場で働いている。と感慨にふけっていると、
1人の勇気ある男の子が、”晃先生のお兄ちゃんは、悪い子なので、教室の外に
連れていきます”と私を教室の外に誘導していた。
“弟と東邦幼稚園の園児たちに幸あれ”と祈りつつ、私は小さな子の
なすがままにともに教室を後にした。