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院長の上田です。
最近といっても、実は6月の大阪で開催されたG20からですが、
時々自宅からクリニックまで自転車で通っております。
走行距離約7Kmですが、長良橋を通過するとき、
さわやかな風を感じるとともに、淀川の大きさも実感いたします。
長良橋は、実は“キジも鳴かずば撃たれまい”という故事と関連があるといわれています、
飛鳥時代、長柄橋(現在の長良橋とは異なるようですが、同じ名前です)に橋を架ける
ことが難しく、ついには人柱を立てることになりました。
現在の吹田市の長者・巌氏に相談したところ、
「袴に継ぎのある人を人柱にしなさい」と答えたようですが、
なんと!巌氏自身の袴に継ぎがあり、あろうことか本人が人柱にされたのです。
長者の娘は、父親が人柱にりショックで口をきかなくなりました。
嫁いだ先でも、一言も話さないので、実家に帰ることになり、
夫とともに実家に向かっていました。
その時に一羽の雉が声を上げて飛び立ったのです。すかさず夫は弓で雉を射止めました。
それを見た娘は「ものいわじ父は長柄の人柱 鳴かずば雉も射られざらまし」と詠みました。
それから妻は口をきけるようになり以後仲良く暮らした。とのことです。
娘は幸せになりましたが、
私も父親なので、この話を聞くと、自分が人柱にされそうで、少し複雑です。
こんな歴史があるとは、恐るべし長良橋!