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院長の上田です。
ある時子供と、ひょんなことから子供と仮面ライダーの話になりました。
平成、令和の仮面ライダーはいったい何と戦っているのかと尋ねたのですが、
子供たちは、“そうやなあ、仮面ライダーは、いったい誰と何のために戦っていたんやろう”というのです。
私も、悪の秘密結社、ショッカーはすぐに思い浮かぶのですが、その次がデストロンだったっけ、、、と記憶があいまいで、以後悪の組織の名称は思い出せません。
しかし、恐るべきことに平成、令和の子供たちですら、ショッカーは知っているのです!!なんという、ショッカーのブランド力。
あらためてショッカーについて思いめぐらせてみました。
毎週土曜のゴールデンタイムに仮面ライダーは現れました(私の子供のころ)
ショッカーの技術力によって強化された戦闘員と怪人は、毎週仮面ライダーによってほほ全滅、もしくは重症を負わされます。戦闘員の保険制度、年金制度、入院施設にリハビリ施設。ショッカーは多額の医療費を毎週負担することになります。こうなると、毎週爆破される怪人は、むしろショッカーにとってリハビリや再手術代がかからずにすむため、仮面ライダーに感謝している可能性があります。ただし、怪人の家族への遺族年金の負担は、毎週積み上がり続けるはずです。ショッカーのキャッシュフローは大丈夫なのか、、、、
1970年代はまだ若年人口が多く、優秀な人材確保には困らなかったかもしれません、しかしそれでも戦闘員の部隊の損失が激しすぎます。
通常、このような連戦連敗の部隊の士気は著しく低下し、逃亡が相次ぐはずです。
しかし戦闘員は、圧倒的な戦力差を見せつけられながらも、無謀にも仮面ライダーに毎週向かっていきます。この戦闘員の士気の高さは、驚異的です。
給与面や福利厚生に多大なインセンティブを与えても、これほどの士気は保てないと思います。
戦闘員、怪人ともにショッカーの目指す理念に深く共感しているのでしょうか?
それとも、仮面ライダーに対して深い恨みでもあるのでしょうか?悪人にも、それなりの理はあると思いますので、一度話を聞いてみたいものです。
仮面ライダーは元来ショッカーの一員だったはずです。(脳手術前に逃げてきたということですが、)
人前やTVの中では善人ぶっていますが、毎週毎週、ライダーキックで有無を言わせず怪人を爆破しているさまを見ると、仮面ライダー自身も気づかない暗黒面が、仮面ライダー自身を蝕み始めているように思われます