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院長の上田です。
コロナは、日本人の社会様式そのものにも影響を与えましたが、
日本人の心、そのものにも暗い影を落としている気がします。
買い物でレジに並んでいても、多くの人が前の方との距離を取るようになりました。
しかし列で並んでいるときに、自分の真後ろに距離を取らずに立たれると、
ゴルゴ13とは言いませんが、違和感を感じるようになりました。
街中でマスクを忘れると、早くこの場を立ち去りたいという衝動にかられます。
スポーツも入場者数が制限され、なんとなく暗い気分になります。
コロナがあぶりだす、日本社会の長所、短所がいろいろなところで語られます。
日本では新型コロナにかかると、
そのことが罪悪のように語られることがあります。
感染症は、普段ではうかがい知れない、人間の心、その他様々のものを
浮かび上がらせます。
コロナは我々に、問いかけます。
「あなた方は、発熱患者さんを診ますか?」と
うえだクリニックでは、発熱患者さんは受診前に電話いただくようお願いしています。
我々のクリニックは、
1:(時間的区分け)
通常診療の方と診察時間を分けて、〇時△分ごろ、来院してもらえますか?
とお願いしています。
2:(空間的区分け)
通常の待合室ではなく、隔離室で待機くださいと指示しています。
発熱患者さんの診察には、フェイスシールド、マスク、ガウンで対応しています。
しかし、大きな疾病の力には、人の力が無力に感じることがあります。
はやく、ワクチン、治療薬ができることを心から渇望します。